物理のノート
電磁気回路の基礎と応用
直流整流子モーター
原理&特徴
- 整流子とブラシで転流させながら, 電機子コイルに電流を流す
- 回転子(コイル)=電機子(コイルが回転する). 固定子=界磁磁石または界磁コイル(界磁を行う)
- 整流子とブラシは「機械的なスイッチ」
- 4極機(直流整流子モーター). トルク成分と非トルク成分がある.
- トルク変化(Torque Ripple:脈動する). 2極機(T=0の部分がある), 4極機(T=0の部分がない)との比較
- 逆起電力が生じる(直流整流子モーターと直流整流子発電機の構造は同一. 電機子コイルの巻線が界磁磁束を横切る際に誘導起電力が生じる).
- 運転中のモーターの電機子コイルにかかる電圧は、電源電圧Vから逆起電力$E_a$を差し引いた電圧となる.
電動機の回転運動を生み出す電磁力$F$は, 磁束密度$B$の磁場に対して直角に横切る長さ$L$の導体について次式で表される. 導体に流れる電流を$I$とする.
\[
F=IBL
\]
直流モーターの出力
\[
P=EI_a \\
=\omega T\\
=2\pi(\frac{N}{60})T \\
=k\phi NI \\
=\frac{pz}{60a}\phi NI \\
\]
$N$:回転速度($min^{-1}$)
\[
\]
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